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保湿に効くワセリンの成分

スキンケアのなかでも、お肌の健康を保つ上で「保湿」はとても重要ですね。普通肌の方でも気候的に乾燥するシーズンになると、保湿ケアをなさると思いますが、乾燥肌やアトピーがある方はなおさらですね。皆さんはどんな保湿剤を使っていますか?ここでは保湿剤の代表格である「ワセリン」についてご紹介します。お肌の乾燥や軽度のアトピーにお悩みの方、保湿についてはこちら。

まず、ワセリンの成分についてです。ワセリンは鉱物由来の油であり、原料は石油です。石油ストーブに使うあの石油ですが、ワセリンを手に取っても石油の匂いもしないですし、色も白いですね。石油がワセリンになるまでには、色々な工程を経て精製を重ねているので無味無臭なのです。

ワセリンが市場に登場したのは、19世紀後半に遡ります。この頃第2次産業革命が起こり、重工業が産業の中心になりました。燃料は石炭から石油へと主役の座が替わり、これにより石油の廃棄物が大量に出るようになりました。この廃棄物を有効利用しようと精製を重ねて出来上がったのがワセリンなのです。鉱物油だから体に良くないと言われることもあるようですが、およそ1960年代くらいまでは精製の技術に問題があり、残留不純物による害がありましたが、現代の製品は十分に精製されているのです。


ワセリンには種類がある


時代とともに精製技術が向上し、現在では色々な種類のワセリンが作られています。一般に価格の安いワセリンは精製度が低いので残留不純物が多く、精製度が高くて不純物が少ないワセリンは値段が高くなります。まず、一番精製度が低いのが黄色ワセリンです。最初にアメリカで作られたワセリンは黄色ワセリンでした。今でも、ドラッグストアーなどで見かけることがありますね。

次に精製度が高いのが白色ワセリンです。白色ワセリンはおもに2種類に分かれており、より精製度が高いランクのものを「日本薬局方」といい、病院で処方されるものはこのランクのものですが、薬局やドラッグストアーなどでも入手できます。「日本薬局方」と書いていないものでも、クオリティ的にはこのレベルにある商品もあります。

さらに精製度が高いワセリンが「プロペト」です。プロペトも日本薬局方の白色ワセリンの一種なのですが、普通の白色ワセリンよりさらに不純物が少ないので、デリケートな眼科用に使われます。また、赤ちゃんやアトピー性皮膚炎などのトラブルのあるお肌の保湿に使われます。
プロペトは精製度が高いので手に取っただけで、スムーズな柔らかさが普通の白色ワセリンとは違うのがすぐにわかります。

また、サンホワイトというプロペトよりさらに精製度が高いものもあります。こちらは日本薬局方ではありませんが、保険の適用外なのでコストがかかります。他には、親水ワセリンといって、白色ワセリンにサラシミツロウ、コレステロール、セタノールを加えたワセリンもあります。親水ワセリンは名前の通り水に馴染みやすく洗い流すのが容易です。